私は、前職ではカーディーラーに勤務し、個人のお客さまへの自動車の販売職に従事していました。そして、30歳の区切りを迎え、これまで営業職として培ってきた経験をより大きなフィールドで試したく、且つ自身の能力を活かせる大手企業でキャリアを積みたいと転職を決意。そして転職情報サイトで見つけたのがイオンプロダクトファイナンスでした。
前職での自動車販売でもローンを扱っており、そうした経験や知識が活かせると思いました。ローンを利用することでお客さまの選択肢が広がることを実感していましたし、自動車のみならず、もっと人々の暮らしの中で幅広く有効に活用していただくことに携わりたいと考えたのです。当時、イオングループ入りして新しいスタートを切ったばかりと知り、グループの強固なバックグラウンドにより、今後の企業の成長性にも魅力を感じ入社を決意しました。
入社後、最初の1ヶ月ほどは同じ時期のキャリア入社者とともに入社時の導入研修を受講しました。ここで、当社業務に関する法規や個人情報の取り扱いなど、金融業に携わるうえでの基礎知識や、当社のローン商品の仕組みなどについてもしっかりと学ぶことができました。その後、私は自動車ローンの営業を担当することになりましたが、当初半年間はOJTで先輩社員に同行し、加盟店さまごとに合わせた当社の商品のアピールの仕方など、営業スキルを現場で習得しました。
キャリア入社者に対してもしっかりと教育の期間を設けてくれているので、金融未経験からの転職でも安心だと思いました。
半年間のOJTが終わった後、自分の担当エリアを任され、営業として独り立ちしました。現場に出てからも、教育担当の先輩がついてくださって、困ったことがあれば何でもすぐに相談できる環境でした。その先輩には本当にお世話になりましたし、加盟店さまへの接し方など影響を受けたこともたくさんあります。
私が加盟店さまとお取引していく上で最も心がけたのは、レスポンスを速くすることでした。最初の頃は加盟店さまからのお問い合わせに対し、そのたびに支店を統括する事業部に電話して確認をとっていたのですが、そうしたやりとりで得た知識をすべて携帯電話のメモ機能に記しておいて、次に別の加盟店さまから同じような問い合わせをいただいた時は、その場で回答できるように工夫しました。
また、加盟店さまからうかがった情報は次の訪問の際に活かせるよう記録をしたり分析をしたり、徹底して行いました。訪問した際に加盟店さまと何をお話ししたか、なにげない世間話も含め、すべて記録し記憶しておく。そうすることで、こちらの加盟店さまには自分がどう向き合えば喜んでいただけるか?など、それぞれに違うニーズを引き出し提供し、検証を繰り返すことで加盟店さまとの距離を縮めることができたと思います。
加盟店さまが、店頭でローンをご活用されるときやお困りごとがあるとき、真っ先に私の顔を思い浮かべてもらいたい。そんな思いで、加盟店さまのニーズにいかにお応えできるか、自分にできることはないか、常に模索しながら取り組みました。
職場の雰囲気もとても良く、上司や先輩方はみなさんとてもフランクで、伸び伸びと仕事に取り組める環境でした。自分の手続きのミスで加盟店さまにご迷惑をおかけした時も、上司がしっかりとフォローしてくださり、何度助けていただいたか数えきれません。
こうした周囲のサポートのおかげもあって、入社1年目から好成績を上げることができ、社内で優秀賞を受賞することができました。この営業は、誠実に加盟店さまと向き合っていけば、必ず成果を上げることのできる仕事だと思います。私はそこに大きなやりがいを感じています。
そして、入社して1年後、別の支店へ異動することになりました。異動先の支店は小規模な組織であるため、それまで担当していた自動車ローンに加え、住空間関連ローンも手がけることになりました。これから新たに勉強しなければならないこともたくさんありますが、この営業はひとつひとつ案件が異なるので、難しい反面、まったく飽きることがありません。
優秀賞を受賞したことは良いプレッシャーとなっており、それをモチベーションに変えて、これからもっと挑戦を続け、自分の幅を大きく広げた上で、やはり将来的には支店長を目指していきたいと考えています。そして会社全体に良い影響を与え、イオンプロダクトファイナンスをさらに成長させていく力になれればと思っています。
※内容はインタビュー当時(2016年5月)のものです。