イオンプロダクトファイナンスの営業の醍醐味は、お取引先である加盟店さまを開拓しその事業貢献のために、自分で戦略を考え実践し達成感を得られるところにあります。私は1995年に新卒で入社し、自動車ローンに加え、住空間関連ローンの取り扱いも経験、マルチプレイヤーとして商品知識の幅を広げてきました。そして、当社が2013年にイオングループ入りしたことをきっかけに支店長に任命され、ひとつの支店を自分の手でマネジメントするチャンスを得たのです。
まず私は、小売業において国内屈指の企業である「イオン」のブランド力を活かす営業戦略を立て、メンバーとともに実行に移していきました。それは、一度疎遠になってしまっていた加盟店さまに対して、イオングループ入りしたことをきっかけにリレーションを再構築するという戦略でした。PRチラシを作成し、1ヶ月で120社を訪問。1店舗ずつ加盟店さまの要望に耳を傾け、当社の想いも伝えました。その後、徐々にお問い合わせも増え、半年で加盟店さまの稼働数が1.5倍(約30店増)に増え、申込み件数が2倍に伸びました。
一度は疎遠になってしまった加盟店さまからも「また必ず利用させてもらうよ」などうれしいお言葉もいただき、新たに生まれ変わった当社への期待を肌で感じとることができました。その後、大型加盟店も増え、支店に安定した販売網を構築できました。
イオングループ入りしたことで、加盟店さまへのアプローチのバリエーションも格段に広がっていきました。それはイオングループの企業と連携し、加盟店さまの事業拡大にも大きく貢献していけるような大規模な施策が可能になったことです。
たとえば私が取り組んだなかで、県内にある当グループの商業施設、イオンモールと協業し、当社の加盟店さまと一緒にイベントを開催することもその施策の一つでした。県内にあるイオンモールの催事担当者に働きかけ、リフォームのための住宅設備を展示するイベントの企画を提案したのです。関係各所と折衝して調整を図り、当社の住空間関連の加盟店さまとタイアップするというものでした。そのイベントで、加盟店さまとお客さまがリフォームなどの成約に結びつけば、当社のリフォームローンを利用していただく。加盟店さまにとっても集客力のあるイオンモールで自社製品をPRでき、且つ私たちにとっても、ローンの成約に結び付けることができるのは、お互いに大きなメリットであり、この企画は加盟店さまにたいへんご好評をいただき、支店の業績向上に大きく寄与しました。
こうした努力の甲斐あって、私は支店長に就任してからの3年間で取扱高を3倍近く拡大することに成功できたのです。
当社は営業の現場に大きな裁量が委ねられ、自分のやりたいことを提案してどんどん実現することができるので、キャリアを積むには大きな魅力があると思います。最近入社した若い人たちが新しい発想や方法で成果をあげているという話を聞き、私も刺激を受けています。そして、当社は自ら発想し、実践し、成果を挙げることに高く評価をしてもらえます。支店長に就いてからも、結果を残せば社内でのポジションや報酬が上がり、それはやはり営業である私の大きなモチベーションの一つになっています。今後はより規模の大きな支店を任されるような人材になり、若手の教育にも力を注いでいきたいと思っています。
また、社内の風通しは非常に良く、定期的に社長が自ら全国の支店を訪れ、一対一で直に話ができる機会があるのも魅力です。そこで社長から業績拡大のためのノウハウを伝授していただいたり、現場からの意見も積極的に受け入れてくれたりもします。たとえば「営業日報にタブレットを利用することで、外勤率を向上することができる」と提案をすれば、それが業務の細かい部分の提案であっても会社にとって有効ならばすぐに全社的に実行に移してもらえます。自らの力を発揮しがいがある環境だと自信を持って言えますので、これから入社される方もどんどんチャレンジしていただきたいですね。
※内容はインタビュー当時(2016年5月)のものです。